モスフードサービスと名古屋大・夏目研究所、未就学児向け弱視検査機器を共同開発

■6月10日「こどもの目の日」に全国店舗で啓発リーフレット配布

 モスバーガーを展開するモスフードサービス<8153>(東証プライム)は4月18日、名古屋大学医学部附属病院と夏目綜合研究所との3者共同で、未就学児の弱視発見率向上を目指した検査機器の研究開発を開始したと発表。日本では約50人に1人が弱視とされるが、検査を行う視能訓練士は慢性的に不足している現状がある。新検査機器は、夏目綜合研究所の瞳孔反応解析技術を活用してTAC検査をデジタル化するもので、乳幼児でも正確な検査が可能となる。

 モスバーガーで、子育て世帯を支援する「こどモス」プロジェクトの一環として同研究に資金提供するとともに、全国店舗を活用した啓発活動を展開する。6月10日の「こどもの目の日」には、店舗で弱視の早期発見に関するリーフレットを配布する計画だ。

 この共同研究では、名古屋大学医学部附属病院が研究設計や測定実施、結果分析を担当し、夏目綜合研究所は測定システムや視線位置分析を、モスフードサービスは啓発活動と研究資金提供を担う。今年度中に試験機器を開発してデータを取得し、来年度をめどに研究発表と機器開発を開始する予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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