野村総合研究所、ELYZA、KDDIが法人向け生成AIで協業、国産LLMで高セキュリティ・高効率を実現

■機密情報も安心!エンタープライズ領域の生成AI活用を加速

 野村総合研究所(NRI)<4307>(東証プライム)、ELYZA、KDDI<9433>(東証プライム)の3社は7月24日、法人向け生成AIソリューション提供に向けて協業を開始したと発表。同協業の目的は、高いセキュリティを確保しつつ、効果的に利用可能な国産LLM(大規模言語モデル)を提供すること。これにより、機密情報を扱う企業でも安全に生成AIを活用できるようになる。

 協業では、各社の強みを活かし、NRIがコンサルティングとシステム実装、ELYZAが国産LLM開発と生成AI活用基盤サービスの提供、KDDIが低遅延・大規模計算基盤やネットワークの提供を担当する。提供予定のソリューションには、汎用および領域特化型の国産LLM、生成AI関連サービス、さらにこれらの業務適用・導入支援が含まれる。

 3社は今後、さらなる協業形態の検討を進め、AIを用いた革新的で実用性の高いソリューションを提供していく方針。各社はこれまでも生成AI領域で実績を重ねており、NRIのAIコンサルティングサービスやプライベートLLM、ELYZAのLLM開発、KDDIのビジネスプラットフォーム「WAKONX」などを通じて、企業の生成AI活用を支援してきた。同協業により、これらの知見と技術を結集し、国内のAI活用に新たな可能性をもたらすことが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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