キリングループと三菱重工、トラック荷積み・荷降ろしの自動化で2024年問題に挑む

■無人フォークリフトで荷役作業を効率化、労働環境改善へ

「ピッキング」「入出庫」「トラック荷積み・荷降ろし」3領域で自律化・知能化

 キリンホールディングス<2503>(東証プライム)グループのキリンビバレッジとキリングループロジスティクスは8月22日、三菱重工業<7011>(東証プライム)と共同で、飲料倉庫への入出庫およびトラック荷積み・荷降ろしの自動化に関する実証を開始したと発表。この取り組みは、2024年4月から適用されたトラックドライバーの労働時間規制に伴う「2024年問題」への対応を目的としている。

 共同実証では、三菱重工の「ΣSynX」技術を活用し、新型AGF(無人フォークリフト)による荷役作業の自動化を目指していく。実証は2024年8月から2026年3月まで、三菱重工の実証施設やキリングループロジスティクスの拠点で行われる。

 これにより、「ピッキング」「入出庫」「トラック荷積み・荷降ろし」の3領域での自律化・知能化を進め、物流オペレーター不足や労働環境改善などの課題解決を図る。両社は、飲料業界の物流課題に取り組むことで、社会貢献を目指していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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