【蛍光灯に幕】パナソニック、蛍光灯の生産を2027年9月末までに終了

■省エネ化加速、CO2実質ゼロの工場でLED生産拡大

 パナソニック ホールディングス<6752>(東証プライム)傘下のパナソニック エレクトリックワークス社は10月1日、2027年9月末をもって蛍光灯の生産を終了すると発表。1951年から開始した蛍光ランプの販売は、最盛期には年間1億本を超える生産を記録したが、LED照明の普及と需要の減少により、生産ラインアップの縮小を進めていた。また、2023年11月に開催される「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」での決定を受け、一般照明用蛍光ランプの製造・輸出入禁止が2027年末までに実施されることが背景にある。

 これに伴い、パナソニック エレクトリックワークス社は、LED化を加速するために新潟工場の生産能力を増強する計画である。同工場は、2024年度からCO2排出を実質的にゼロとする取り組みを実現し、再生可能エネルギーの活用や節電の推進に注力している。2025年1月には主力製品である一体型LEDベースライト「iDシリーズ」のモデルチェンジが予定されており、さらなる省エネ効果と施工性の向上が期待されている。

 また、従来の蛍光ランプ事業で培った技術を活かし、タングステン極細線などの新たな事業にも挑戦している。今後も、照明事業を通じて、環境に優しい暮らしの実現に貢献していく方針である。蛍光灯からLEDへのスムーズな移行を促進し、持続可能な社会を目指す取り組みが進んでいる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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