【話題】「あおり運転」による重大事故を受けカーメイトやオートウェーブなど急伸

■ドライブレコーダーの売り上げが前年同時期比3倍と伝えられ思惑広がる

 カーメイト<7297>(JQS)は20日、連日ストップ高の急伸となり、10時40分を回っては買い気配のまま1016円(150円高)で推移。高速道路などでの「あおり運転」による重大事故を受け、360度カメラ付ドライブレコーダーなどを発売することが連日、材料視されている。

 NHKニュースWebでは、「ドライブレコーダー売り上げ急増、交通トラブル対策」との見出しで、「交通トラブルによる事故が各地で相次ぐ中、危険な運転や事故に遭遇した際に自分の身を守るため、ドライブレコーダーを買い求める動きが広がっています」「東京・大田区にある大手自動車用品店では(中略)今月に入ってから、17日までに、ドライブレコーダーの売り上げが前の年の同じ時期と比べて3倍に上っているということです」(10月17日17時42分配信より)と伝えた。

car1.jpg
『第45回東京モーターショー2017』に出展

 こうした情勢を受け、20日は、千葉県が地盤のオートウェーブ<2666>(JQS)も15%高の144円(19円高)まで上げて出来高も急増している。19日は、JVCケンウッド<6632>(東1)が昨年来の高値を更新し、イエローハット<9882>(東1)は2000年以降の最高値を更新した。

 また、直接ドライブレコーダーに携わっているわけではないが、「株式投資は連想ゲーム」(市場関係者)とされてプリント配線基板の大手・京写<6837>(JQS)に注目する様子もある。業績好調などを背景に10月6日の523円から3日間で674円まで3割近く上げた値動きの良さが注目のベースになっているようで、19日は再び動意を強めて9%高の629円(52円高)となった。あおるわけではないが、テクニカル的には騰勢第2波がイメージできそうだとの見方が出ている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る