大林組とKDDIスマートドローン、能登半島復興工事にドローン遠隔監理システムを導入、現場監理業務を80%削減

■能登豪雨でも威力発揮、迅速な被害状況把握を実現

 大林組<1802>(東証プライム)とKDDI<9433>(東証プライム)グループのKDDIスマートドローンは10月31日、能登半島地震で被災した石川県輪島市の国道249号啓開工事において、自動充電ポート付きドローンによる遠隔運航システムを導入したと発表。2024年9月11日より、都内から遠隔操作で現場のデジタルツイン化を実現している。

 全長約3kmに及ぶ本工事では、日々の土量計算や工事出来高管理が必要となる。従来の人力による計測では困難だった広範囲の自動計測を、充電ポート付きドローンの活用により実現。現場監理業務を80%削減し、一般的なドローン測量と比べても1日約75分の時間短縮を達成している。

 2024年9月の能登豪雨においても、同システムによる3次元モデル生成で迅速な被害状況把握を実現した。さらに、取得データは建設機械施工の自動化への活用も期待される。両社は今後もドローンの社会インフラ化を推進し、持続可能な社会の実現を目指している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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