ヤマシタヘルスケアHDは後場一段と出直り強める、地盤の九州で半導体産業の興隆が追い風の見方

■M&A積極的で今期は増収減益予想だが第1四半期順調

 ヤマシタヘルスケアHD(ヤマシタヘルスケアホールディングス)<9265>(東証スタンダード)は11月22日、次第に出直りを強める相場になり、13時30分にかけて2319円(77円高)まで上げて出直りを強めている。九州地区を地盤とする医療機器の卸商社で、台湾積体電路製造(TSMC)の進出をはじめとする九州の産業活性化による需要増加などに期待の強い相場になっている。

 第1四半期決算(2024年6~8月・連結)は、中核事業である医療機器販売業で放射線機器等の設備投資需要が前年同期よりも増加し、検査・手術件数の増加により診療材料等の医療機器消耗品の需要が増加したことなどにより売上高が前年同期比8.3%増の151億83百万円となったが、営業利益は同9.1%減の1億78百万円だった。ただ、今期は、23年12月の(株)鹿児島オルソ・メディカルの連結子会社化、24年6月のマイクロソニック(株)の連結子会社化などがあり、通期の連結業績予想は期初から増収減益を見込む。第1四半期はほぼ計画通りとして期初に開示した連結業績予想を継続した。中期計画の最終年度となる2027年5月期の経営目標に向け、6つの重点施策を推進している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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