【株式市場特集】厳冬関連株に買い意欲高まる可能性、天気敏感株が新たなトレンドか

 暖房機器、除雪商品などを展開し割安放置が目立つセクターにホームセンター株がある。PBRが1倍を割りPER評価が割安な関連株を上げると、PER6.1倍のコーナン商事<7516>(東証プライム)以下、アークランズ<9842>(東証プライム)、バローホールディングス<9956>(東証プライム)、DCMホールディングス<3050>(東証プライム)、コメリ<8218>(東証プライム)と続いてベスト5で、コメリのPERは10.1倍である。石油ファンヒーターのダイニチ工業<5951>(東証スタンダード)と除雪用ショベルの浅香工業<5962>(東証スタンダード)も低PER・PBR銘柄である。

■「鍋開き」の佳境入りで万年割安の水産株、加熱器具株などにもアプローチ余地

 「鍋開き」が佳境入りとなった鍋料理関連株もマーク対象となり、浮上するのが万年割安株の水産株と水産卸株である。水産株では極洋<1301>(東証プライム)、ニッスイ<1332>(東証プライム)、マルハニチロ<1333>(東証プライム)が、PER6倍~11倍でうち極洋とマルハニチロはPBRも1倍を割っている。水産卸株も多くがPBR1倍割れでPER4倍~10倍と割り負けており、大水<7538>(東証スタンダード)、中央魚類<8030>(東証スタンダード)、東都水産<8038>(東証スタンダード)、OUGホールディングス<8041>(東証スタンダード)などが要注目となる。

 このほか水産練り製品の一正蒲鉾<2904>(東証スタンダード)、あじかん<2907>(東証スタンダード)、紀文食品<2933>(東証プライム)、鍋料理用固形燃料のニイタカ<4465>(東証スタンダード)、ガスこんろ・ガスボンベの岩谷産業<8088>(東証プライム)、鍋料理の外食産業の東京一番フーズ<3067>(東証スタンダード)、関門海<3372>(東証スタンダード)も、低PERの定番銘柄として外せない。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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