フライトソリューションズ、フライト決済センター、非対面取引を開始

■クレジット決済のオールインワンプラットフォーム完成

 フライトソリューションズ<3753>(東証スタンダード)は11月27日、2022年から運用を開始した自社クレジット決済センター(フライト決済センター)において非対面取引(eコマース取引)を開始すると発表。これによりフライト決済センターは「対面決済」と「非対面決済」の両方に対応可能なオールインワンプラットフォームとして、登録型継続課金サービス(リカーリング)を展開し、キャッシュレス決済のシームレス化を実現していく。

 近年、インターネットの普及に伴いeコマース取引やオンライン診断など非対面サービスの拡大とともにオンライン決済の需要が高まりをみせている。フライト決済センターはこの市場の需要に応えるため、非対面決済にもサービスを拡張し、キャッシュレス決済に必要な情報を事前に登録することで、クレジットカード不要で決済ができる登録型継続課金サービス(リカーリング)を開始する。

 例えば、高齢化が進む日本において、今後の利用拡大が見込まれる在宅医療の現場でキャッシュレス決済を行う場合、従来であれば訪問先で利用できる専用決済端末が必要だったが、登録型継続課金サービス(リカーリング)により、利用者が決済するクレジットカード情報を事前に登録することで、クレジットカードや専用の決済端末がなくとも支払いが可能になる。多くの訪問サービス員を抱えるサービス提供者は専用決済端末の準備コストを抑制でき、また利用者は急を要する診察でも事前に現金を用意する必要がないため、心理的な負荷が軽減される。

 さらに今後は対面・非対面のハイブリッド決済サービスを展開する予定である。病院での入院時の初診料など初回決済時にクレジットカードの登録情報と診察券番号/会員番号等の個人情報を紐づけることで、2回目以降の決済はカード不要で自動課金が可能となる「持たない・待たない」決済サービスを提供する。繰り返し施設に訪問してサービスをうけるサブスクリプション料金体系のスポーツジムや学習塾の月謝の支払いや、入院費の定期的な精算、さらに支払い窓口で待ち時間を要する病院や歯科医院などの医療機関でも利用できる。サービス提供者の決済処理業務を効率化するだけでなく、利用者の拘束時間を短縮することで顧客体験価値の向上に寄与する。

■今後の展開:対面・非対面のハイブリッド決済

 今後も同社はフライト決済センターの機能を拡張し、高い自由度を持つサービスを提供することで、キャッシュレス決済利用者の利便性向上と国内での普及拡大に努めていくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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