【株式市場】TOPIXは軟調だが好決算銘柄など強く日経平均は続伸

株式

◆日経平均の終値は1万8935円71銭(32円69銭高)、TOPIXは1547.11ポイント(0.08ポイント安)、出来高概算(東証1部)は27億2557万株

 29日後場の東京株式市場は、引き続き対ユーロでの円高などのため13時頃まで日経平均は軟調だったが、その後は30日の日銀金融政策決定会合などに期待する様子で次第に持ち直した。TOPIXは小安かったが日経平均は小幅続伸し、前引けに軟調だった日経JASDAQ平均も小高くなった。

 ファナック<6954>(東1)が一昨日の業績予想の増額に続きゴールドマン・サックス証券による目標株価の引き上げも伝えられて強い相場を続け、MrMax<8203>(東1)は13時に業績予想の増額修正を発表してから一段高。サイバーダイン(CYBERDYN)<7779>(東マ)が着用ロボットの薬事承認に向けた期待などで急伸し、エイジア<2352>(東マ)は前場終了後に業績予想の増額修正を発表して後場は一時ストップ高。キャンバス<4575>(東マ)は抗癌剤の欧州での特許などが好感されて後場ストップ高。上場2日目のバルニバービ<3418>(東マ)は後場もストップ高を継続。

 東証1部の出来高概算は27億2557万株(前引けは11億3225万株)、売買代金は3兆4069億円(同1兆3388億円)。1部上場1906柄のうち、値上がり銘柄数は987(同891)銘柄、値下がり銘柄数は794(同864)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は18業種(前引けは13業種)となり、値上がり率上位の業種は、精密機器、医薬品、機械、卸売り、鉱業、倉庫・運輸、電気機器、ガラス・土石、などとなった。

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