日本ペイントHDが出直り強める、新素材開発への期待や円安を好感

■第3四半期は売上高12.6%増など業績堅調

 日本ペイントHD(日本ペイントホールディングス)<4612>(東証プライム)は12月10日、7%高の1104.0円(74.0円高)で始まった後も一段と強含んで売買され、大きく出直っている。連結利上げ高に占める海外比率が85%を超え、為替の円安が好感されているほか、5日に次世代の塗料材料をはじめ新素材の開発に貢献する期待のある新技術の開発を発表しており、注目材料視されている。

 第3四半期決算(2024年1~9月・累計、連結)は、中国をはじめとしたNIPSEAの主要市場で販売数量が増加したことや、円安などにより、売上収益は1兆2227億47百万円(前年同期比12.6%増)となり、営業利益は、増収効果や製品値上げの浸透などによる売上総利益率の改善などにより1417億58百万円(同7.7%増)だった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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