【株式市場】前場の日経平均は83円安だがTOPIXは堅調、新上場のキオクシアHDは好発進

◆日経平均は3万9281円06銭(83円62銭安)、TOPIXは2731.48ポイント(3.28ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億6572万株

 12月18日(水)前場の東京株式市場は、17日に続いて米国の金融政策会合FOMC(米17、18日)と日銀の金融政策会合(18、19日)を控えて様子見姿勢が漂い、日経平均は187円安で始まり午前10時過ぎに241円36銭安(3万9123円32銭)まで下押したが、みずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行株や保険株のジリ高などを受けて11時前に18円01銭高(3万9382円69銭)まで浮上し、前引けは小幅安にとどまった。経営統合の観測が伝えられたホンダ<7267>(東証プライム)と日産自<7201>(東証プライム)は日産自が急伸しストップ高。ホンダは軟調。北海道電力<9509>(東証プライム)は外資系証券の凍死判断を受け急反発。新規上場のキオクシアHD<285A>(東証プライム)は、公開価格1455円で、初値は1440円だったが前引けは1508円と好調だった。

 チェンジ<3962>(東証プライム)が出直りを強め資産家・前澤友作氏が始めた「カブアンド」事業のふるさと納税に協力する新展開など材料視。河西工<7256>(東証スタンダード)は急反発となりホンダとの経営統合が伝えられた日産自と親密な点など材料視。倉元製<5216>(東証スタンダード)も急反発し基板成膜事業の終了など大胆な合理化に期待再燃。リンカーズ<5131>(東証グロース)は生体センシングシステムへの期待などで急伸しストップ高。TORICO<7138>(東証グロース)は「四季報」最新号の来期業績回復予想など受け一時ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は11億6572万株、売買代金は2兆1533億円。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は774銘柄、値下がり銘柄数は800銘柄。

 東証33業種別指数は21業種が値上がりし、輸送用機器、電力ガス、鉱業、証券商品先物、石油石炭、医薬品、機械、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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