FIXERと藤田学園が共同開発した生成AI活用システムが医療現場を変革、累計1000時間の業務改善

■医師の92%が実感する業務効率化、AIサマリーシステムが全国展開へ

 生成AIを活用した「退院時サマリー作成支援システム」が、医師の業務効率化に大きく貢献している。FIXER<5129>(東証グロース)と藤田学園が共同開発した同システムは、電子カルテから自動で情報を抽出し、数秒でサマリーの下書きを作成。2025年2月から藤田医科大学病院で運用が開始され、3月には31診療科に拡大した。医師の92%が「業務効率化につながった」と回答し、累計で約1,000時間の時間短縮を実現している。

 新事業会社「メディカルAIソリューションズ」が設立され、システムの全国展開が本格化する。看護サマリーや診断書などへの応用も進めており、医療現場全体の負担軽減を目指す。生成AIによるサマリー作成は、記載内容の標準化と質の向上にも寄与。多言語翻訳機能も備え、医療DXの推進に期待が集まる。

 FIXERはクラウド技術と生成AIを活用し、医療分野でのDXを加速させる。政府の「クラウド・バイ・デフォルト原則」にも対応し、エンタープライズシステムのクラウド化を推進。今回のシステム開発で得たノウハウを他分野にも応用し、社会全体への貢献を拡大していく方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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