ティムコ、25年11月期は2桁増収・黒字予想、1倍割れの低PBRも評価材料で出直りに期待

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)は1月17日に24年11月期業績を発表した。減収・赤字だった。フィッシング事業ではコロナ期需要からの反動減による在庫調整局面が継続し、アウトドア事業では23年12月~24年2月の暖冬影響や24年9月~11月の記録的高温の影響で防寒衣料等の販売が低調だった。ただし前回予想(24年11月27日付で下方修正)を若干上回る水準で着地した。25年11月期は前期の悪条件の影響が一巡して2桁増収・黒字予想としている。積極的な事業展開で収益改善を期待したい。株価は決算発表を機に急反落の形となったが、1倍割れの低PBRも評価材料であり、目先的な売りが一巡して出直りを期待したい。

■24年11月期赤字、25年11月期は2桁増収・黒字予想

 24年11月期の業績(非連結)は売上高が23年11月期比5.6%減の32億12百万円、営業利益が30百万円の損失(前年同期は1億16百万円)、経常利益が24百万円の損失(同1億18百万円)、当期純利益が1億09百万円の損失(同1億08百万)だった。配当は23年11月期と同額の12円(期末一括)とした。

 減収・赤字だった。フィッシング事業ではコロナ期需要からの反動減による在庫調整局面が継続し、アウトドア事業では23年12月~24年2月の暖冬影響や24年9月~11月の記録的高温の影響で防寒衣料等の販売が低調だった。ただし前回予想(24年11月27日付で下方修正、売上高31億88百万円、営業利益39百万円の損失、経常利益37百万円の損失、当期純利益1億33百万円の損失)を若干上回る水準で着地した。なお特別損失に減損損失26百万円、関係会社株式評価損29百万円を計上した。

 フィッシング事業は、売上高が11.1%減の8億02百万円、営業利益(全社費用等調整前)が53.1%減の54百万円だった。ルアー用品のフィッシングロッド(釣竿)など一部商品の売上が増加したものの、コロナ期需要からの反動減による在庫調整局面が継続し、記録的な猛暑や各地で発生した自然災害(水害、地震など)に伴う釣行回数の減少なども影響した。

 アウトドア事業は売上高が3.6%減の23億89百万円、営業利益が50.3%減の92百万円だった。防虫素材(スコーロン)を使用した春夏物衣料の販売や通信販売は堅調だったが、期初の暖冬影響や秋の記録的高温の影響で防寒衣料等の販売が低調だった。

 その他(主に不動産賃貸収入売上)は、売上高が賃貸面積縮小により3.9%減の19百万円、営業利益が修繕費減少により36.5%増の12百万円だった。

 なお全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が7億39百万円で営業利益が38百万円の損失、第2四半期は売上高が9億62百万円で営業利益が55百万円、第3四半期は売上高が7億13百万円で営業利益が64百万円の損失、第4四半期は売上高が7億98百万円で営業利益が17百万円だった。

 25年11月期の業績(非連結)予想は、売上高が24年11月期比12.7%増の36億20百万円、営業利益が1億03百万円(24年11月期は30百万円の損失)、経常利益が1億06百万円(同24百万円の損失)、当期純利益が67百万円(同1億09百万円の損失)としている。配当予想は24年11月期と同額の12円(期末一括)としている。予想配当性向は44.4%となる。

 前期の悪条件の影響が一巡するほか、フィッシング事業ではキャンプ等のアウトドア・アクティビティとの融合による釣り人口拡大促進、インターネットを活用した販促強化、アウトドア事業では自社アウトドア衣料「フォックスファイヤー」ブランド認知度向上・顧客数増加に向けた商品開発強化や直営店舗の業務効率化などを推進する。積極的な事業展開で収益改善を期待したい。

■株価は目先的な売り一巡

 株価は決算発表を機に急反落の形となったが、1倍割れの低PBRも評価材料であり、目先的な売りが一巡して出直りを期待したい。1月17日の終値は803円、今期予想PER(会社予想のEPS27円05銭で算出)は約30倍、今期予想配当利回り(会社予想の12円で算出)は約1.5%、前期実績PBR(前期実績のBPS1827円68銭で算出)は約0.4倍、そして時価総額は約27億円である。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)

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