デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、緑内障治療薬「H-1337」の製造特許を韓国で取得

■製造技術の保護強化で製品化へ前進

 デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576>(東証グロース)は1月28日、同社が開発中の緑内障治療剤「H-1337」の製造に関する特許が韓国において特許査定を受けたと発表した。発明の名称は「イソキノリンスルホニルクロリド酸付加塩及びその製造方法」で、特許権者は同社である。

 同特許は「H-1337」の製造技術に関するものである。同剤の物質特許は既に各国で権利化されているが、今回の製造技術に関する特許取得により、開発における技術的優位性が一層強化されることとなった。特に米国、欧州、中国等の主要市場で既に成立している特許網に、韓国市場が新たに加わることの意義は大きい。

 同社は今回の特許査定について、今後の国際展開において有益であり、製品の大型化に寄与するとの見解を示している。なお、2025年2月10日に公表を予定している2025年12月期の業績予想への影響は軽微であるとしている。特許査定後、所定の特許料納付により正式な特許権が発生する見込みである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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