三菱重工機械システム、車両搬送ロボットを完全国産化、日本市場に特化したカスタマイズと迅速サービスを実現

■全国100か所のメンテナンス網で迅速アフターサービス、フランス製モデルより小型化し軽自動車にも効率対応

 三菱重工業<7011>(東証プライム)グループの三菱重工機械システムは3月4日、車両搬送ロボットの国産化を完了し、試運転・耐久走行試験を開始したと発表。フランスのスタンレーロボティクス社との協業時に輸入販売を検討していたが、アフターサービスの充実と日本市場特有のニーズに応えるため国産化へ方針転換した。国産モデルはヘッド部を小型化し、顧客要望に応じた「着せ替えサービス」も提供する。

 同社のメンテナンス網約100か所を活用し、日本製の品質と迅速なアフターサービスを実現する。この車両搬送ロボットは完成車自動搬送において作業環境の改善や物流業界のDX・省力化に貢献する。また、商業施設での自動バレーパーキングでは駐車場探しの手間を省き、安全性を高め、CO2排出抑制にも寄与する。

 三菱重工機械システムは三菱重工グループの交通流制御技術や通信技術、無人システム監視・管理技術を組み合わせ、車両搬送ロボットの先駆者として多様な顧客ニーズに合ったサービスを提供していく方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る