シナネンHD、グループ会社のシナネンがユシロ神奈川テクニカルセンターに実質再生可能エネルギー比率100%の電力供給を開始

■温室効果ガス排出量を年間約358トン削減へ

 シナネンホールディングス<8132>(東証プライム)は2日、同社の子会社で、エネルギーソリューションを提供するシナネン(東京都品川区)が、実質再生可能エネルギー比率100%の電力を、4月1日からユシロ<5013>(スタンダード)の神奈川テクニカルセンターに供給を開始すると発表した。

■実質再エネ比率100%メニューによる電力の提供

 ユシロは、1944年に創業した金属加工油剤およびビルメンテナンス製品のメーカー。同社は、ユシログループのサステナビリティ基本方針に基づき、持続可能な社会の実現に貢献するために、サステナビリティの取り組みを推進している。

 同社が温室効果ガス排出量の一層の削減に向け、このたびシナネンが再生可能エネルギー由来100%の電力供給を開始することになった。今回の実質再エネ比率100%電力の導入による温室効果ガス排出量の削減量(非化石証書含む)は年間約358トンとなる見込みである。

 ユシロは今後も持続可能な社会の実現に貢献するために、温室効果ガス・CO2排出量の削減に取り組み、シナネンはその取り組みを電力供給の面で支援するとしている。

■「シナネンあかりの森プロジェクト」で、さらなる脱炭素化への貢献

 シナネンでは、持続可能な未来へ向け、クリーンなエネルギーを利用してもらうことで海や森の豊かさを守る「シナネンあかりの森プロジェクト」を展開し、さまざまな団体と連携して積極的に自然を育む活動に取り組んでいる。また、CO2の排出量を減らすだけではなく、環境保全活動に取り組むことでカーボンネガティブを実現。ユシロは、この「シナネンあかりの森プロジェクト」にも参画する。

 シナネンは今後も、社会の環境負荷低減に向けて再生可能エネルギーの開発強化・導入拡大により、顧客の温室効果ガス・CO2排出量の削減に貢献するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る