カシオ計算機、クラウド上でオリジナルの試験問題や補助教材が作成できる新ツールを発表

■教育のICT化に対応した新ツール『Q.Bank』、複数出版社の問題を横断的に利用可能

 カシオ計算機<6952>(東証プライム)とそのグループ会社であるリブリーは4月10日、教科書発行4社の数学問題をクラウド上で選択・編集し、試験問題や補助教材を作成できる『Libryプリント作成ツール Q.Bank』を来年3月から提供すると発表。背景には文部科学省が進める「GIGAスクール構想」や、デジタル教科書の導入計画など、教育のICT化が急速に進展している現状がある。高等学校の教科書改訂時期に合わせて、Q.Bankが教育現場に新たな利便性をもたらすことが期待されている。

 Q.Bankでは、実教出版、新興出版社啓林館、第一学習社、東京書籍の4社が提供する数学の問題が収録されており、異なる出版社の問題を組み合わせて独自のプリントが作成できる。高等学校向けとして、複数出版社の問題を一元的に扱えるツールは国内初である。収録問題は2027年3月までに8万問を超える見込みで、今後も随時追加される。リブリーが保有する問題データベースと、カシオの数学ツール技術を融合し、数式編集機能も強化される予定である。

 Q.Bankの利用により、教員は授業スタイルや生徒の習熟度に応じて問題を最適化でき、プリント作成の手間を削減できる。さらに、作成した問題をアップロードし共有する「問題シェア機能」により、教育現場でのノウハウ共有が促進される。今後は他教科への展開や、CBT(Computer Based Testing)対応機能の追加、出版社の拡大などが予定されており、教育ICTツールとしての機能強化が進められる。カシオとリブリーは、Q.Bankを通じて最適な学習環境の構築を目指している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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