科研製薬、新規創傷治癒材「シルクエラスチン創傷用シート」の製造販売承認取得

■日本国内における独占的販売権に関するライセンス契約を締結

 科研製薬<4521>(東証プライム)は、三洋化成工業<4471>(東証プライム)が、新規の創傷治癒材「シルクエラスチン創傷用シート」の製造販売承認を取得したことを発表した。

 科研製薬と三洋化成は、2024年10月に同製品の日本国内における独占的販売権に関するライセンス契約を締結しており、三洋化成は日本初の遺伝子組み換え技術を用いた医療機器として、2024年4月に製造販売承認申請を行っていた。これにより、同製品については、科研製薬が日本国内における販売を担当する。

 科研製薬は、「一人でも多くの方に笑顔を取りもどしていただくために、優れた医薬品の提供を通じて患者さんのクオリティ・オブ・ライフの向上につとめる。」という企業理念を掲げている。この理念に基づき、強みとする形成外科、皮膚科などの診療領域において、患者に新たな治療選択肢を提供することを目指している。創傷治療の分野においても新たな治療方法を提供することで、患者のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献するとしている。

 三洋化成は1949年に京都に創業した機能化学品の製造販売業者。石鹸や繊維用薬剤を皮切りに、市場のニーズに合わせて製品のポートフォリオを多様化させてきた。現在では国内外で3,000種類以上の製品を取り扱っている。三洋化成の製品は、自動車から電子機器、化粧品や医療機器に至るまで、さまざまな業種で使用されている。三洋化成は、より安全で環境にやさしく、人々の生活と社会をよりよくする製品を開発し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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