JX金属、3Dプリント新型マイクロタービンを開発、防衛用ドローン・迎撃システムで試験成功

■Nb系超合金への展開視野、3D造形と素材技術を融合

 JX金属<5016>(東証プライム)は11月6日、出資先である英国スタートアップ企業Alloyed社グループが、金属3Dプリンティング技術を用いた防衛用新型マイクロタービンの開発と試験に成功したと発表した。防衛用ドローン搭載機の試験飛行および迎撃システム向け地上試験で成果を確認した。部品の一体化設計により軽量化と信頼性向上を実現し、従来より開発期間を大幅に短縮した点が特長であり、防衛装備の設計手法に変革をもたらす可能性を持つとしている。

 Alloyed社は独自の合金設計・造形最適化プラットフォーム「Alloys‐by‐Design」を用い、合金素材開発と3D造形技術を融合。今回の成果を踏まえ、JX金属およびグループ会社TANIOBISが保有する合金粉末製造技術と連携し、高温環境に耐えるNb(ニオブ)系超合金への応用や複雑形状部品の高精度造形に取り組む方針を示した。

 同社グループは、3Dプリンター用金属粉や結晶材料、電磁波シールド材など民生・防衛両用の先端素材を展開してきた。安全保障の重要性が高まる中、防衛分野を重点領域に位置づけるとともに、新たな製造技術と材料開発を推進し、国益に資する持続的成長と社会価値創出を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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