スズキ社員食堂の「母の味」が家庭で楽しめるレトルトカレーに!

■スズキの四輪デザイン部が手がけた遊び心溢れるパッケージにも注目

 ブライダルやレストラン事業を展開する鳥善は、スズキ<7269>(東証プライム)と共同開発した4種類のインドベジタリアンレトルトカレーを6月25日から発売している。同製品は、2024年1月からスズキ本社社員食堂で提供されている本格インドベジタリアン料理の食キットをベースに開発されたものだ。インド出身の社員が「母親の味」と評する味わいを、鳥善がレトルトカレー用にレシピを考案し、スズキも試食会で再現性を検証するなど、両社の協力のもと商品化が実現した。パッケージデザインはスズキの四輪デザイン部が担当し、同社の四輪車や二輪車のイラストに加え、各カレーの食材が描かれており、4種類の左側面を重ねると一つの絵になる隠し絵など、食後も楽しめる工夫が凝らされている。

■4種類の味わい、浜松の異業種協業が生んだ本格インドカレー

 発売されるレトルトカレーは、「スズキ食堂『大根サンバル』」「スズキ食堂『トマトレンズダール』」「スズキ食堂『茶ひよこ豆マサラ』」「スズキ食堂『青菜ムングダール』」の4種類だ。「大根サンバル」は南インドの煮込み料理で、タマリンドの酸味が特徴。「トマトレンズダール」はレンズ豆とトマトを合わせた北インドの煮込み料理で、クミン、ターメリック、チリのシンプルなスパイス使いながら奥深い味わいを楽しめる。「茶ひよこ豆マサラ」は皮付きの茶ひよこ豆と玉ねぎをじっくり炒めた北インドの煮込み料理で、トマトの酸味と青唐辛子のキレのある味わいが特徴。「青菜ムングダール」は黄ムング豆と小松菜を合わせた北インドの煮込み料理で、青菜の苦みとクミンのスパイシーな香りが楽しめる。内容量はいずれも180gで、価格は918円(税込)となる。

 同レトルトカレーは、スズキ公式ECサイト「S-MALL」で販売が開始され、今後スズキ歴史館や各種イベント会場でも順次販売される予定だ。今回の同提携について、鳥善の伊達善隆代表取締役は、社員食堂で親しまれている味がレトルトカレーとして誕生したことに喜びを示し、海外人材への感謝と愛情を込めた一皿だとコメントした。また、スズキの鈴木俊宏代表取締役社長は、鳥善との同協業深化によりインドの魅力を発信できたとし、本格的なインドベジタリアン料理を多くの人々に味わってほしいと語った。スズキは今後も、本社を置く浜松の企業との共創を通じて地域活性化を図り、インドの魅力を日本へ発信することで文化面でも両地域を結び、発展に貢献していく方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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