東大発スタートアップが国産AIヒューマノイド「HL Human」を初公開!複雑作業の自律化を実現

■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット

 東京大学発スタートアップHighlanders(ハイランダーズ:東京都豊島区)は6月30日、自社開発によるAIヒューマノイドロボット「HL Human(エイチエル ヒューマン)」のプロトタイプを初公開した。同ロボットは19自由度の双腕機構を備え、高出力アクチュエータと生成AIによる自然言語インターフェースを活用することで、複雑な現場作業の自律化を目指すもの。製造・物流・災害対応など、従来人間の対応が求められた環境での導入を想定している。

■衝突検知機能搭載で人との協働も安全に

 同ロボットは、ねじ締めや部品組立といった精密作業に対応できる器用な動作性能に加え、安全性にも配慮されている。衝突検知・自動制動機能や3Dステレオカメラ、LiDARを搭載し、自律移動時の減速制御も可能とする。また、48V給電バスによる拡張性を備え、外部モジュールの接続やSDK/APIを通じた機能追加にも対応する設計となっている。

 初期型は2025年第4四半期よりパートナー企業向けに先行提供され、ベータプログラムは9月に開始予定。将来的には消防・インフラ点検などへの導入を視野に、技術実証を進めていく。同社は「労働をロボットで一掃する」というビジョンの下、ヒューマノイドや四脚ロボットの開発に注力しており、今後の社会実装に向けた人材募集も進めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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