東京メトロ、水天宮前駅でAI清掃ロボットの運用開始へ、視覚障害者への配慮も

■東京の地下鉄、人手不足対策に自律走行型清掃ロボット導入

 東京地下鉄(東京メトロ)<9023>(東証プライム)とメトロセルビスは、2025年5月30日から半蔵門線水天宮前駅コンコースにおいて、AI搭載型の自律走行式小型床洗浄ロボット「HAPiiBOT(ハピボット)」の運用を開始すると発表。このロボット導入は、将来的な清掃業務における人手不足への対応や、駅清掃員の負担軽減、清掃品質の安定化を目的としている。

 運用は駅構内の閑散時間帯に不定期で行われ、1回あたり約2時間の清掃作業を実施する。ロボットは人やモノを認識して障害物を自動回避する機能を備えるが、安全確保のため音声案内や回転灯、ウインカーなどで注意喚起を行う。なお、視覚障害者の安全を考慮し、点字ブロックについては従来通り駅清掃員が清掃を担当する。

 東京メトログループは今後も鉄道事業の安全性および利便性向上を最優先課題として取り組み、社会情勢の変化に応じた安全・安心な鉄道サービスの提供に努める方針だ。今回のロボット導入はその一環として実施される施策である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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