レナサイエンスが後場一段高、賞金獲得と好決算など好感され連日大幅高

■3月決算は大幅に上振れる、新開発にともなう公的資金の活用など寄与

 レナサイエンス<4889>(東証グロース)は5月21日、再び一段高となり、13時にかけて15%高の1818円(236円高)まで上げて連日大きく出直っている。5月13日に総額1億米ドルの世界的な長寿医療コンペティションでの賞金獲得を発表し、翌14日には予想を大幅に上振れた3月決算を発表。株価は13日に12%高(123円高の1160円)と急伸して連日大幅に取引時間中の上値をセリ上げている。

 発表によると、獲得した賞金は25万米ドル。2025年5月中旬に米国で開催された受賞セレモニーで受け取った。また、2025年3月期の決算は、慢性骨髄性白血病(CML)治療薬のパイプライン開発に関する国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)からの公的資金を活用により自社の研究開発費を約12百万円削減できたことや、当初見込んでいた事業費用が約27百万円削減出来たことなどにより、営業損失が前回予想を3割超改善し、当期利益は前回予想の2.4倍となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  2. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…
  3. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  4. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  5. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  6. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る