ファミリーマート、コンビニ初となる政府備蓄米を1キロ388円で6月5日発売開始

■令和3年産国産米を使用、お一人様1点限りで限定販売

 伊藤忠商事<8001>(東証プライム)傘下のファミリーマートは、農林水産省が実施する政府備蓄米の随意契約において、1,000トン分の事業者認定を受けた。政府から提供される玄米を精米・袋詰めし、2025年6月5日から東京都と大阪府の一部店舗で「精米(備蓄米)」の販売を開始する。商品は1キログラム入りで価格は360円(税込388円)となり、令和3年産の国産米を使用している。お一人様1点限りの購入制限があり、各店舗では限定数量での販売となるため、品切れの可能性もある。

 全国展開については段階的に実施され、6月中旬に関東南部と関西地方、6月下旬には関東北部・南部、中国・四国・九州・沖縄地方で販売を開始する予定となっている。7月上旬には関東北部・中部・北陸地方、7月中旬には北海道・東北・関東北部・中部・北陸地方での販売が計画されており、最終的に全国のファミリーマート店舗で購入可能となる見込みだ。店舗での事前予約は受け付けておらず、来店順での販売となる。

 この政府備蓄米販売により、消費者は手頃な価格で国産米を購入できる機会を得ることになる。1キログラムという小容量パックは一人暮らしや少人数世帯にとって購入しやすいサイズとなっており、コンビニエンスストアでの米販売という新たな販売チャネルの確立も注目される。ファミリーマートは「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のスローガンのもと、地域に密着したサービス提供を通じて、顧客にとって不可欠な存在を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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