環境フレンドリーホールディングス、九州工業大学と共同研究契約、ペロブスカイト太陽電池で産学連携強化

■耐久性と環境負荷の課題解決に向けた新たな技術開発

 環境フレンドリーホールディングス<3777>(東証グロース)は7月2日、九州工業大学とペロブスカイト太陽電池に関する共同研究契約を締結したと発表した。次世代再生可能エネルギー分野での競争力強化を目的とし、東京都内でのショールーム設置および生産拠点整備を計画する中、耐久性や環境負荷といった課題解決を目指す。今回の契約は、同分野で実績豊富な馬廷麗教授との連携により、研究開発を加速させる狙いがある。

 共同研究は、ペロブスカイト材料の構造最適化や新組成の探索、高効率化の助言、低温製造プロセスの開発などを主軸とし、期間は2025年7月1日から2026年6月30日までを予定している。主要材料であるヨウ素が日本国内で豊富に産出されている点も強みとされ、国内供給網との親和性や政策的支援の期待も背景にある。

 同社は今後、グループが関与する太陽光発電所の性能向上を図るとともに、大規模発電事業者との連携や国のエネルギープロジェクトとの協働も視野に入れる。ペロブスカイト太陽電池の普及と生産設備の販売支援を通じて、需要拡大に柔軟に対応する体制を構築し、持続可能なエネルギー社会の実現と企業価値の向上を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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