
■福岡県など国内の自治体との連携にとどまらず海外進出に注目集まる
ACSL<6232>(東証グロース)は7月8日、2日続伸基調となり、前引けにかけて12%高の1377円(146円高)まで上げて出直りを強めた。国産のドローン開発・製造を行い、7月1日に元幹部による不適切な取引を発表し、翌日に急落したが、以後は下げ止まり出直る相場となっている。福岡県が5月に同社のドローンによる被災状況調査を想定した飛行訓練を実施するなど自治体への導入が進ンでいる上、6月27日には「モンゴルでの郵便物配送試験に採用」と発表し、その進出ぶりが注目された。
発表によると、モンゴルでは、郵便物配送の実証試験より前に、2024年8月から、ウランバートル市内の国立輸血センターから3つの病院(日本モンゴル病院、アムガラン病院、国立母子保健センター)への血液のドローン配送の実運用を行っており、当該運用においてもACSL製国産ドローンが使用されている。24年に50回以上、2025年には計90回実施されているという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)