東亜道路工業、万博駐車場に冷却ベンチと太陽光パネルを設置、猛暑対応へ再エネ活用

■太陽光発電舗装と独立電源で持続可能な暑さ対策を実現

 東亜道路工業<1882>(東証プライム)は7月23日、太陽光発電舗装システム「Wattway」を活用した冷却ベンチの設置を大阪・関西万博会場の駐車場に行ったと発表した。同社は、持続可能で快適な都市空間の実現を目指し、再生可能エネルギーを用いた暑さ対策ソリューションを展開している。

 同社は、舞洲P&R駐車場および障がい者用駐車場において、Wattwayパネル6枚と冷却機能付き次世代ベンチ1基をセットとした構成を3セット設置した。発電された電力は、株式会社コトブキの冷却機能付きベンチ「eX エフライン Cozy*」の稼働に使用される。このベンチは、座面内部を冷却する機能を持ち、真夏でも快適な休憩空間を提供する。

 「Wattway」はフランスで開発された技術で、車両や歩行者の通行を妨げずに道路空間で発電可能なシステムである。また、電力インフラに接続せずに電力を供給できる「Wattway Pack」も展開しており、災害時の電源確保手段としても注目される。今回の設置は、都市のヒート対策とグリーンエネルギーの活用を両立する先進的な取り組みとして期待が集まっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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