ランサーズ、システム開発のワンズパワーを子会社化、企業のAX支援体制を強化
- 2025/7/28 07:50
- IR企業情報

■1億1900万円で全株取得
ランサーズ<4484>(東証グロース)は7月25日、システムインフラ構築やアプリケーション開発を手がけるワンズパワー(東京都港区)の全株式を取得し、連結子会社化する株式譲渡契約を締結したと発表した。譲渡実行日は8月1日を予定し、取得価額は約1億1900万円。同社が展開するAX(AIトランスフォーメーション)支援体制の強化を図る狙いがある。
ランサーズグループは、「個のエンパワーメント」を掲げ、企業向けにAIを活用した業務改革支援、個人向けには時間と場所に縛られない働き方を可能にするプラットフォームを提供している。生成AIなどの技術革新が加速する中で、企業の経営課題解決へのニーズに応える体制を構築する必要があると判断し、今回の買収に至った。ワンズパワーの高品質な開発力と同社の人材ネットワークを組み合わせることで、戦略的コンサルティングからシステム開発までを一貫して提供可能となる。
ワンズパワーは2008年設立で、純資産は2024年9月期に5800万円、売上高は3億5300万円。代表は小林洋子氏で、全株式を保有する小林雄一氏より取得する。フリーランス登録人材の活用機会も広がり、両社のシナジー効果が期待される。今後の業績への影響は精査中で、必要に応じて速やかに公表するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)