ポラリスHD、6月のホテル収益が11.2%増、インバウンド回復で稼働率上昇、近畿は万博効果で37%増

■国内全体で宿泊指標が上昇、北海道や関東も好調維持

 ポラリス・ホールディングス<3010>(東証スタンダード)は7月25日、2025年6月度におけるホテル運営状況を公表した。インバウンド需要の高まりを背景に、国内全66ホテルのRevPARは前年同月比11.2%増と好調を維持した。特に近畿エリアでは、「大阪・関西万博」開催効果により37.0%増を記録し、注目を集めた。

 全国的に宿泊実績は堅調で、客室稼働率は88.5%、ADRは11,499円、インバウンド比率は51.4%と、いずれも前年同月を上回った。エリア別では、北海道がRevPAR17.5%増、関東が高水準の稼働率94.0%を維持するなど、主要都市圏を中心に堅調な推移を示した。一方、東北・北陸信越では唯一RevPARが前年を下回った。

 累計でも各指標が前年を上回っており、インバウンド比率は全体で53.8%と、前期比7.0ポイント増となった。スターアジアグループが保有する一部ホテルについては、同グループのウェブサイトで詳細が確認できるとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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