ウシオ電機、オーストリア企業オスラムの半導体ランプ事業を152億円で買収、技術融合で収益拡大へ

■新設する子会社の全株式を取得し完全子会社化、収益性高い事業を獲得

 ウシオ電機<6925>(東証プライム)は7月29日、オーストリアに本社を置くams-OSRAMグループの半導体製造装置向け特殊ランプなどを手がける産業・エンターテインメント用ランプ事業を買収すると発表した。新設される子会社の全株式を取得し、自社の子会社とする契約を28日に締結しており、買収金額は概算で約152億円。クロージングは2026年3月期第4四半期を予定しており、同事業の従業員約500名はウシオグループに移籍する。

 買収対象となる事業は、ams-OSRAMが強みを持つ半導体デバイスおよび特殊光源分野の一部であり、安定した収益性を誇る。今回の取得により、ウシオが推進する中長期成長戦略「Revive Vision 2030」の目標であるROE12%以上の達成にも貢献するとしている。また、技術力や製造ノウハウの融合によって、半導体ランプ市場でのシェア拡大や生産最適化による収益向上も見込まれている。

 ウシオは、IP(Industrial Process)事業を中核とする光源分野の収益基盤を一層強化し、光源業界の再編や構造改革に対応する体制づくりを加速する考えだ。なお、本件の取得資金は自己資金および金融機関からの借入により調達される予定であり、取得価格は最終的に契約上の価格調整を経て確定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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