エムティーアイ、消費税還付で特別利益8億円超を計上、失効ポイントの不課税処理が認められた形に

■2025年9月期業績予想には未反映、今後修正の可能性も

 エムティーアイ<9438>(東証プライム)は8月1日、2025年9月期第4四半期において、特別利益および法人税等調整額を計上することを発表した。2020年9月期に係る消費税の更正決定(還付)を新宿税務署より受領し、8億2300万円の「還付消費税等」を特別利益として計上する。また、法人税等調整額として2億5200万円を見込んでいる。

 同社では2022年9月期から、ポイント付与型月額コンテンツサービスにおける失効ポイント分を不課税取引とする会計処理に変更していた。今回の更正決定はこれに伴うもので、過年度の消費税についての見解が認められた形となる。還付額の確定により、同四半期の業績に一時的な利益が発生する見込みとなった。

 今回の計上内容は、5月13日に公表した2025年9月期通期の連結業績予想には織り込まれておらず、今後、他の要因を含めた精査を進めたうえで、業績予想に修正が必要と判断された場合には速やかに開示される方針である。見通しには不確実な要素も含まれており、実際の業績が変動する可能性がある点にも言及している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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