ホンダ、次世代EV「アキュラRSXプロトタイプ」世界初公開、2026年後半に米国で量産開始へ

■独自OSと高性能装備搭載、走行体験を個別最適化

 ホンダ<7267>(東証プライム)の米国法人アメリカン・ホンダモーターは8月14日、アキュラブランドのSUVタイプ新型EV「Acura RSX Prototype」を世界初公開した。同モデルは、2024年のモントレー・カー・ウィークで披露された「Acura Performance EV Concept」を基に開発され、2026年後半に米国オハイオ州メアリズビル工場で量産を開始する予定である。生産体制はICE車とEVの混流生産に対応し、同工場を米国EV生産の拠点と位置付ける。

■家庭用蓄電池にもなる双方向充電機能搭載、個人の運転を学習し進化

 Acura RSX Prototypeは、ホンダ独自の次世代EVプラットフォームとビークルOS「ASIMO OS」を初搭載し、ユーザーの好みや運転行動を学習して個別最適化された走行体験を提供する。高性能デュアルモーターAWD、ダブルウィッシュボーン式フロントサスペンション、Brembo製ブレーキ、低重心設計を採用し、没入感のある走行性能を実現した。さらに双方向充電機能を備え、家庭への電力供給にも対応する。

 デザイン面では「Acura Performance EV Concept」の意匠を継承し、クーペのようなシルエットと深く彫り込まれたサイドパネルによる力強いプロポーションが特徴だ。21インチマルチスポークホイールやロングホイールベースによる走行志向の外観を備え、フロントには進化したダイヤモンド・ペンタゴンデザインを採用した。車両は8月15日の「The Quail」、17日の「Pebble Beach Concours d’Elegance」で展示される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る