【株式市場】日経平均は23円高、後場は弱もみあいを続けたが引け際に上げ4日ぶりに反発

◆日経平均は4万2633円29銭(23円12銭高)、TOPIXは3100.87ポイント(17.92ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は17億144万株

 8月22日(金)後場の東京株式市場は、日本時間の今夜に予定される米FRB議長の講演次第では金利や円相場などに影響が出るとあって様子見姿勢があり、前引けに小高かった日経平均は一転、小安く始まったまま終盤まで軟調に推移。大引け前5分間の板寄せ売買で小幅高になり4日ぶりに反発した。半導体関連株が前場より重い値動きになり、前場活況高の保険、銀行株も売買交錯。一方、三菱製紙<3864>(東証プライム)がPBR割安などで一段と上げ、JX金属<5016>(東証プライム)もAIサーバー向け電子材料株の中で割安とされ一段と上げた。

 後場は、引き続き「ステーブルコイン」関連株が急伸したまま活況で、アステリア<3853>(東証プライム)は日証金の新規売り停止もあり5日連続ストップ高。電算システムHD<4072>(東証プライム)は2日連続ストップ高、インタートレード<3747>(東証スタンダード)は4日連続ストップ高。Speee<4499>(東証スタンダード)は一時2日連続ストップ高。テモナ<3985>(東証スタンダード)は子会社が暗号資産マイニングマシン事業会社向けにサブスク型ファイナンス開始など材料視されストップ高。W TOKYO<9159>(東証グロース)もストップ高となり定款変更により美容サロン事業に進出とし期待高揚。

 東証プライム市場の出来高概算は17億144万株(前引けは8億8777万株)、売買代金は3兆9534億円(同1兆9768憶円)。プライム上場1620銘柄のうち、値上がり銘柄数は1013(前引けは843)銘柄、値下がり銘柄数は547(同683)銘柄。

 東証33業種別指数は26業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位は、保険、証券商品先物、銀行、鉱業、電力ガス、非鉄金属、パルプ紙、輸送用機器、建設、その他金融、電気機器、卸売り、水産農林、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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