【株式市場】日経平均は955円安、「トランプ関税」に円高も加わり後場一時1476円安、8か月ぶりに3万4000円を割る

◆日経平均は3万3780円58銭(955円35銭安)、TOPIXは2482.06ポイント(86.55ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は後場も増勢で32億1595万株

 4月4日(金)後場の東京株式市場は、円相場が一段ジリ高となり、「トランプ関税」による米景気の鈍化予想などから米金利の低下が進み1ドル145円台に入ったことなどで、日経平均は後場寄り後まもなく前場の安値を下回り、一段ジリ安傾向となって14時頃に1476円安(3万3259円)まで下押した。大引けにかけては、株価指数先物に買い戻しが増えたようで値を戻したが2日連続大幅安。終値での3万4000円割れは2024年8月6日以来8か月ぶりとなった。

 後場は、ディフェンシブ業種の好業績株や「トランプ関税」の影響の小さい銘柄などを選別する様子となり、明治HD<2269>(東証プライム)やキユーピー<2809>(東証プライム)、ニトリHD<9843>(東証プライム)などが一段ジリ高。JR東日本<9020>(東証プライム)や三井不<8801>(東証プライム)は伸び悩んだが堅調に推移。丸千代山岡家<3399>(東証スタンダード)や銀座ルノアール<9853>(東証スタンダード)、学習塾向けシステムのPOPER<5134>(東証グロース)も一段強含んだ。株主優待を導入のZETA<6031>(東証グロース)も一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は増加して32億1595万株(前引けは15億1345万株)、売買代金は6兆8415億円(同3兆2401億円)。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は140(前引けは143)銘柄、値下がり銘柄数は1489(同1485)銘柄。

 また、東証33業種別指数は3業種(前引けは5業種)が値上がりし、陸運、食品、不動産、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る