カヤック、ハイパーカジュアルゲーム累計15億ダウンロード突破、新卒社員発のヒット作も続々

■10億件から1年半弱で最速5億件を追加

 カヤック<3904>(東証グロース)は8月28日、同社が制作・配信するハイパーカジュアルゲーム全46タイトルの累計ダウンロード数が8月14日時点で世界累計15億件を突破したと発表した。累計10億件達成から約1年半弱で5億件を積み上げ、過去最速のペースとなった。背景には広告運用ノウハウの成熟化、ロングセラー作品の継続的な収益、そして新作群のヒットがある。特に2019年に米国で配信を開始した「Park Master」が単体で2億件を超え、安定した収益基盤を築いている。

 同社の強みは、独自の広告収益モデルとデータ分析基盤を活用した効率的な開発体制にある。開発中のタイトルのうち、LTVやCPIといった厳格な基準をクリアした約5%のみを世界に投入しており、短命が多いハイパーカジュアル市場においてロングセラーを複数確保している点が特徴である。また、多様な人材の参加と「全員参加型」の改善文化が新作誕生を後押ししており、この1年半弱で18作品を世に送り出した。

 実際に、2024年入社の新卒社員が担当した「Kissing Now」や「Jetpack Master」がそれぞれ1,000万件超のダウンロードを達成し、直近リリースの「Grapple Hook Hero」も1カ月で200万件に到達するなど、新作群も15億件達成を強力に牽引した。同社は「面白くはたらき、面白いものをつくる」という理念のもと、AIの進化による環境変化を前向きに取り込みながら、今後も世界のプレイヤーに新しい体験を提供していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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