ギフトホールディングス、8月度売上高29.6%増、既存店も6.3%増と堅調、猛暑と休暇需要が追い風

■店舗網を前年から49店拡大、積極的な出店戦略が寄与

 ギフトホールディングス<9279>(東証プライム)は9月3日、2025年10月期8月度の直営店売上速報を発表した。8月は昨年に続き全国的に記録的猛暑となったが、休日数が前年より1日多く、夏休みやお盆需要も追い風となり、ロードサイドや駅近立地の店舗を中心に集客が伸びた。全店売上高は前年同月比29.6%増、既存店売上高(全営業日)は同6.3%増、改装店を除く既存店売上高は同5.6%増と、引き続き堅調な伸びを示した。

 全店の動向では、客数が同25.6%増と2桁の増加を維持し、客単価も同3.1%増と底堅く推移した。既存店においても、客数が同2.4%増と前年を上回り、客単価は同3.8%増と堅調であった。改装工事による休業影響は限定的で、8月は「町田商店 山際店」が6月16日から8月3日まで休業したものの、前年の改装休業店舗数(3店)に比べ影響は軽微であった。

 店舗数は8月末時点で261店となり、前年同期の212店から大幅に拡大した。同社は2024年10月期に比べても出店ペースを加速させており、積極的な展開が業績を押し上げている。監査法人の監査を受けていない速報値ではあるが、売上・客数・客単価の三要素すべてで前年を上回る結果となり、成長基調を維持していることが示された。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  2. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  3. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  4. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  5. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  6. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る