多木化学、水処理薬剤「PAC700A」製造設備を九州工場で増強、投資額約3億円

■九州工場の生産能力2倍へ、水処理薬剤需要増に対応

 多木化学<4025>(東証プライム)は9月8日、水処理薬剤「PAC700A」の販売強化に向け、九州工場(北九州市)の製造設備を増強すると発表した。PAC700Aは特許を取得した超高塩基度ポリ塩化アルミニウムであり、従来製品に比べ凝集性能が高い。薬剤使用量の削減や汚泥発生の抑制効果により経済的メリットを持つほか、気候変動に伴う水質悪化にも対応できる環境配慮型製品として需要を伸ばしてきた。サステナビリティ重視の流れを背景に、都市部を中心に全国的な需要が拡大している。

 同社は、上限に近づいていた九州工場の生産能力を約2倍に引き上げる。投資額は約3億円、完成は令和9年3月を予定しており、中国・九州地域での需要増に応える計画である。今回の増強は、地域的に集中する需要への対応に加え、国内市場全体での安定供給体制を整備する狙いを持つ。

 さらに、関西や中京地区でも同様に需要拡大が見込まれており、加古川市の本社工場の生産能力も早期に増強する方針である。同社は今回の取り組みを通じ、環境対応と持続的成長の両立を進め、企業価値の向上を図るとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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