イトーキ、日本核シェルター協会と共同出展、公共施設・民間双方での整備需要を見据える

■「RISCON TOKYO 2025」に出展、防災シェルター扉「BOUNCEBACK」を紹介

 イトーキ<7972>(東証プライム)は9月17日、10月1日から3日まで東京ビッグサイトで開催される「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2025」に出展すると発表した。日本核シェルター協会が初めて設けるシェルターゾーンに共同出展し、同社が昨秋発表したマルチ防災シェルター扉「BOUNCEBACK」を紹介する。国内外で自然災害や有事への備えが重要視される中、シェルター関連の技術・資材が集結する場で、自社の防災技術を広く発信する。

 同社は半世紀にわたり国内の高度医療・研究施設に約3000基の特殊扉を納入してきた実績を持つ。「BOUNCEBACK」は耐衝撃・気密水密・放射線遮蔽性能を備え、天災やテロなど多様な脅威から人命や重要データ機器を防護する構造を特徴とする。400kN/㎡の耐衝撃性、気密・水密性能、200㎜相当のコンクリート遮蔽に匹敵する放射線防護を実現しながら、重量約1.4トンでも女性や子どもが操作できる開閉システムを搭載する。さらに6項目の安全対策を組み込み、緊急時でも混乱なく使用できる仕様とした。

 日本では国民保護法に基づく緊急一時避難施設の指定が進められており、2024年4月時点で全国5万8589箇所に達している。そのうち地下施設は3926箇所に上る。自然災害の多発や安全保障環境の変化を背景に、自治体や民間で地下シェルター設置の動きが広がっており、同社の提案は社会的な関心の高まりと合致する。今回の展示会を通じ、防災・危機管理分野における設備機器事業の強みを改めて示す狙いがある。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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