日経平均、取引時間中の最高値更新、米株高と半導体株買いが追い風

東京証券取引所

■NY市場で半導体株上昇、ナスダック過去最高値更新

 9月19日の日経平均株価は、取引時間中の最高値を更新して寄り付いた。始値は前日比330円86銭高の4万5634円29銭で、米国株の上昇を背景に半導体関連株に買いが集まっている。前日の米株市場では、ダウ平均が4万6142ドル42セント、ナスダックが2万2470.73ポイントと上昇し、エヌビディアをはじめとする半導体セクターの上げが指数をけん引した。新規失業保険申請件数の減少で追加利下げ観測が後退する場面もあったが、終盤にかけ上げ幅を拡大し最高値を更新した。

 為替市場では、ドル・円が147円90銭から148円01銭の範囲で推移。日本銀行が金融政策決定会合で金利を据え置くとの見方が強く、リスク回避的な円買いは後退した。ユーロ・ドルは1.1791ドルから1.1782ドルへと下落した一方、ユーロ・円は174円29銭から174円50銭で下げ渋った。こうした為替の安定感も株価上昇を後押しした。

 個別銘柄では、ストップ高にさくらインターネット<3778>(東証プライム)やNEXT FUNDS台湾イノベイティブ・テクノロジー50<412A>(東証ETF)、Institution for a Global Socie<4265>(東証グロース)が並んだ。値上がり率ランキングでは、NEXT FUNDS台湾50が24.04%高で首位、システムソフト<7527>やランドビジネス<8944>も大幅高となっている。主力半導体株のレーザーテック<6920>やイビデン<4062>も急伸し、ハイテク株主導の上昇相場を印象づけている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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