ソフトバンクグループ、ムーディーズの勝手格付けに強く抗議、法的措置も検討

■「合理的根拠欠く主観的想定」と批判、即時停止を要求

 ソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)は9月17日、格付会社ムーディーズ・ジャパンによる勝手格付けの発行に対して強く抗議する声明を発表した。同社は2020年3月に格付依頼を取り下げて以降、5年以上にわたり同社から一切の情報提供や照会を受けていないと説明し、今回の格付は合理的根拠を欠いた主観的な想定に基づくものだと指摘した。さらに、従来から格付け取り下げと誤認を招く公表方法の見直しを求めているが、改善が見られないと強調した。

 ソフトバンクグループは、ムーディーズが勝手格付けの理由として挙げる「市場参加者への有益性」や「十分な情報の確保」について、いずれも満たされていないと断じた。同社は市場関係者との対話を通じて、これらの勝手格付けが投資判断に資する情報として認識されていないと認識しており、加えてムーディーズの分析には事実誤認が含まれるとした。結果として、今回の格付発行は投資家に誤解を与えかねない行為であると厳しく非難した。

 また、同社は勝手格付けが5年以上市場に公表され続けていることを問題視し、今後は法的措置や監督当局との相談を含め、然るべき対応を検討する方針を示した。同社が取得している格付はS&Pグローバル・レーティングおよび日本格付研究所(JCR)のみであり、両社に対しては経営戦略や財務方針など必要な情報を正確に提供し続けていると明らかにした。今回の声明により、ソフトバンクグループは依頼格付と勝手格付けの区別を強調し、投資家に誤認が生じないよう強い姿勢を示した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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