レントラックス、中間配当を初実施し年間24円配当を予想、株主優待に「6ヶ月継続保有」条件追加

■2026年3月期から中間配当導入、株主還元姿勢を一段と強化

 レントラックス<6045>(東証グロース)は9月19日、2026年3月期から中間配当を実施することを決定したと発表した。従来は期末のみの年1回配当であったが、株主への利益還元機会を拡充するため、今期より中間・期末の年2回配当に切り替える。中間配当の基準日は9月30日で、配当支払い開始日は12月1日を予定する。年間配当予想は24円(中間12円、期末12円)で、前期の23円を上回る。期末配当は2026年6月の定時株主総会決議を経て確定する見通しである。

 同社はあわせて株主優待制度の条件変更を発表した。2025年3月期より導入した優待制度において、2026年3月31日基準分から「継続保有6ヶ月以上」の要件を追加する。これにより、3月末日と9月末日の基準日で1単元(100株)以上を保有するだけでなく、同一株主番号で半年以上継続して保有していることが必要となる。これまでの優待制度は対象条件に継続保有を求めていなかったが、株主の声や経営環境の変化を踏まえ、長期的な株式保有を促す方針に転換した。

 株主優待は年間1万円分のデジタルギフトで、AmazonギフトカードやQUOカードPay、PayPayマネーライトなど複数の選択肢が用意される。贈呈は基準日から3ヶ月以内を目途に実施され、手続きは郵送案内とWEB選択で行う。今回の変更による業績への影響は軽微であり、必要費用はすでに連結業績予想に織り込まれている。レントラックスは今後も利益還元と成長投資のバランスを重視し、株主との長期的な関係強化を図る方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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