GMOインターネットグループ、AI・CEOをヒューマノイドロボット化「熊谷正寿」を実体化

■「GMOイズム」を学習し音声対話可能、9月25日に初披露

 GMOインターネットグループ<9449>(東証プライム)は9月24日、日本初となるAI・CEOをヒューマノイドロボットとして実体化し、「ヒューマノイド熊谷正寿」を発表した。同グループは独自LLMを活用した「GMO Brain AIプロジェクト」を進めており、従業員の意思決定支援を加速する取り組みの一環として開発された。AIを搭載したロボット「Unitree G1」に、代表・熊谷正寿の思考やフィロソフィー「GMOイズム」を学習させ、音声での質疑応答が可能となった。これまでAI・CEOは仮想空間での運用が主流だったが、ロボット化は国内初の事例である。

 「ヒューマノイド熊谷正寿」は、社内会議や顧客対応での実用化に向け検証が進められる。既に同グループは社内向けに「AI熊谷正寿」を導入し、6800回超の対話実績を積み重ねてきた。今回の発表はその延長線上にあり、9月25日に開催される「GMO AI・ロボティクス大会議&表彰式」で初披露される予定である。熊谷代表は「AI・CEOは24時間稼働が可能で、生産性の格差がビジネスを根本から変える」と強調し、将来的にはグループ代表候補の一員として経営陣と競い合う存在へと進化させる考えを示した。

 同グループは「AIで未来を創るNo.1企業グループ」を掲げ、AIとロボティクスを成長戦略の中核に据えている。GMO AI&ロボティクス商事を設立し、ロボット人材派遣型サービスなどを展開するほか、意思決定の高速化を目的としたデータ蓄積や議事録自動化にも取り組む。人口減少や社会課題の解決を視野に、時間とコストの節約、既存サービスの質向上、AI産業への新サービス提供を柱に据え、100年先を見据えたグループ経営を推進していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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