
■9月初に戻り高値をつけた後も底堅い相場が続く
JSP<7942>(東証プライム)は9月25日、次第高の相場となり、午前11時にかけて1981円(21円高)まで上げ、約2週間前につけた戻り高値2012円に向けて再び出直りを強めている。発泡樹脂のグローバルNO.1サプライヤーで、自動車の軽量化部材、高機能断熱材、食品容器、各種緩衝材、梱包材など幅広い分野に提供する。直近は、円安による業績回復期待に加え、「サンマ大漁、箱も氷も足りない、北海道・根室の加工会社悲鳴」「発泡スチロールの箱や氷などが不足して出荷にも影響が出ている」(北海道新聞のオンラインニュース9月14日配信)などと複数のメディアで伝えられており、買いを刺激する要因になったとの見方が出ている。
7月末に発表した第1四半期決算(2025年4~6月)では、米国の関税政策の先行きに対する不確実性などを要因に業績予想を下方修正したが、株価は1週間ほど軟化した程度で持ち直し、ほどなく発表前の水準を上回って9月上旬に戻り高値をつけた。10月下旬の第2四半期決算発表に向けて期待の強まる場面が増えると見られている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)