イトーキ子会社ダルトン、不二パウダルを吸収合併、製販一体体制を構築し粉体機械事業を強化

■2025年10月1日付で合併実行、効率化と成長基盤強化へ

 イトーキ<7972>(東証プライム)は10月1日、グループ会社のダルトンが子会社の不二パウダルを吸収合併したと発表した。今回の合併は2025年1月に公表されていた計画であり、本日の効力発生日をもって完了した。ダルトンは粉体機械事業における「製販一体」の体制を構築し、事業効率と市場対応力の強化を目指す。

 同合併により、内製化の拡大によるコスト削減、製販一体による顧客対応力と開発力の強化、事業運営効率の最大化と人材確保が期待されている。さらに、7月に発売した粉体装置と封じ込め機器を一体化した新シリーズ「HUGO」をはじめとする次世代製品群を提供することで、顧客の多様な課題解決を支援する方針を示した。

 ダルトンは「創造の、共創へ。」をブランドステートメントに掲げ、技術力と対応力の両面で事業基盤を強化し、ステークホルダーの期待に応えながら持続的成長と企業価値向上を図るとしている。吸収合併存続会社はダルトン、消滅会社は不二パウダルであり、両社の統合により粉体機械事業における競争力の一層の強化が進む見通しである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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