ジェリービーンズグループ、MAKE BEAUTUREを子会社化へ、朝倉未来氏オーナー企業と美と靴の融合狙う

■靴×ビューティの新領域開拓で収益基盤を強化、既存提携を深化

 ジェリービーンズグループ<3070>(東証グロース)は10月10日、化粧品の開発・販売を手掛けるMAKE BEAUTURE(東京都渋谷区、代表取締役・駒田豪)の株式を取得し、子会社化する基本合意を締結したと発表した。MAKE BEAUTUREは格闘家・朝倉未来氏がオーナーを務める企業で、D2Cによる化粧品ブランドを展開している。取得価額は普通株式3万3160株、総額200百万円で、全株式を取得し議決権比率100%を握る。株式取得は自己資金で実施し、2026年1月期第3四半期から連結対象とする予定である。

 同社は「JELLY BEANS」ブランドの靴事業を主力としながらも、事業の多角化と成長加速を経営課題に掲げてきた。今回の子会社化は、2024年10月に締結した業務提携を一段と深化させるもので、両社の強みを統合してシナジー創出を図る。具体的には、靴と親和性の高い化粧品分野への進出で新たな収益基盤を確立するほか、販売チャネルや顧客基盤を共有し、相互のマーケティング効率を高める。両社が保有する女性向け顧客データを統合することで、高精度なクロスマーケティングを展開し、顧客一人当たりの生涯価値(LTV)最大化を目指す方針である。

 さらに、MAKE BEAUTUREが強みとするTikTokやInstagramなどのSNS運用・ライブコマースの知見をグループ全体に取り込み、デジタルマーケティング力を飛躍的に向上させる。若年層への訴求力強化とブランド認知拡大を通じ、両事業の売上相乗効果を狙う構えだ。ジェリービーンズグループは今回の子会社化により、ファッションとビューティの両軸で持続的成長を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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