シナネンHDグループのミライフは、東京都とグリーン水素の国際流通網構築を目指す
- 2025/10/11 16:40
- プレスリリース

■需要量推計から、配送、転換事例の作成など幅広く検証
シナネンホールディングス<8132>(東証プライム)の子会社で、関東エリアでLPガス・電気・灯油等のエネルギー販売事業を展開するミライフは、東京都と、「グリーン水素等の国際サプライチェーン構築に向けた共同検討に関する協定書」を締結し、共同検討を開始した。
東京都は、エネルギーの安定供給と脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環として、水素エネルギーの需要拡大および早期の社会実装を目指している。今後、都内での水素需要の増加が見込まれる中、海外からのグリーン水素等の安定供給体制の確立が急務とされている。
このような背景のもと、東京都は国際的な水素サプライチェーンの構築に向けた調査および課題検討を担う事業者を公募。ミライフは、関東エリアにおけるLPガス・電気・灯油などのエネルギー供給実績と、シナネンホールディングスグループの経営資源を活用した実現性の高い提案が評価され、共同検討の事業者として採択されることになった。
今後、ミライフは東京都と連携し、主に以下6点について検討を進め、都内における水素のグリーン水素等のサプライチェーン構築を目指す。
1.都内における重油等の燃料消費業種の整理・調査
2.水素燃料への転換、および水素需要量の推計
3.需要別の配送方法の検討
4.水素燃料への転換事例の作成
5.既存燃料への水素混焼の提案
6.その他(都市ガス供給エリア外の水素需要ポテンシャル推計等)
ミライフは、地域に根差した総合エネルギーサービス企業として、今後も低炭素ソリューションの提供を積極的に推進し、脱炭素社会の実現に貢献していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)