アクリート、米Forward Edge-AI社と合弁契約を締結、量子耐性暗号技術で日本市場へ展開

■量子コンピュータ時代に対応したPQCソリューションで情報漏洩リスクに挑む

 アクリート<4395>(東証グロース)は10月16日、米国のForward Edge-AI,Inc.との間で合弁会社設立に関する合弁契約を締結したと発表した。同社は8月21日に発表した資本業務提携の基本合意に基づき、今回の取締役会決議により正式な契約を決定した。合弁会社「フォワードエッジAIジャパン株式会社」は11月に設立を予定し、AIを活用したセキュリティ分野でのソリューション提供を進める。資本金は9375万円で、アクリートが60%、Forward Edge-AI社が40%を出資する。代表取締役にはアクリートの株本幸二社長が就任し、Forward Edge-AI社の技術を活用した製品の日本国内総代理業務を担う。

 アクリートは「デジタル社会に、リアルな絆を」を掲げる同社の経営ビジョンのもと、SMS事業のパイオニアとして培った通信基盤技術を活かし、情報の正確性と安全性を両立するコミュニケートプラットフォームカンパニーへの転換を進めている。超情報化社会における情報漏洩やサイバー攻撃のリスク増大を背景に、暗号技術の安全性確保が急務となる中、同社は量子鍵配送(QKD)および耐量子計算機暗号(PQC)技術に注目。特にPQCは、既存通信インフラへの実装が容易でコスト効率にも優れることから、今後の標準暗号技術として期待されている。

 Forward Edge-AI社は米国テキサス州を拠点に、国家安全保障や公共安全分野でのAI・暗号技術開発を手がける先端企業である。両社の協業により、量子コンピュータ時代を見据えた安全な通信環境構築を進め、日本市場における先進的セキュリティソリューションの提供体制を整える方針だ。事業開始は2025年12月を予定しており、業績への影響は現時点で精査中としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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