豊田合成と関西ペイント、大型外装部品に「インモールドコート技術」、国内初の量産適用へ

■成形と塗装を一体化した新技術開発、高意匠・低環境負荷を両立

 豊田合成<7282>(東証プライム)は10月24日、関西ペイント<4613>(東証プライム)と共同で、大型自動車用プラスチック部品の成形と塗装を金型内で同時に行う「インモールドコート技術」を開発したと発表した。従来は小型製品に限られていた同技術を、大型外装部品の量産に適用するのは国内初である(2025年9月末時点、両社調べ)。大型製品向け金型技術と塗料材料設計技術を組み合わせることで、製品の意匠性と生産効率の両立を実現した。

 同技術は、塗装面の平滑性を高めることで、ガラス面と一体感のあるシームレスな外観を形成できる点が特徴である。つなぎ目のないデザインにより高級感を演出し、デザイントレンドに対応した新しい外装造形を可能にした。さらに、ウレタン塗料を採用することで耐久性を高め、洗車時などに発生する擦り傷を目立たなくした。塗装ブースや乾燥炉が不要となるため、生産工程でのCO2排出量を約6割削減できることも確認された。

 両社は2026年春頃に同技術を用いた大型外装部品を市場投入する予定であり、今後は豊田合成の国内外拠点への展開を進める方針である。新たな加飾技術として自動車の外装デザインの自由度を広げるとともに、製造工程の環境負荷低減を実現することで、持続可能なモビリティ社会の実現に寄与することを目指している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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