
■お米最大30キロと特産品贈呈、株主層拡大狙う
センコン物流<9051>(東証スタンダード)は10月24日、株主優待制度の拡充と中間配当の実施を決定した。株主還元策を強化し、投資魅力を高めることで株式の中長期保有を促す方針を示した。優待制度では従来の500株以上からの区分に加え、新たに2万株以上および3万株以上保有株主向けの区分を新設し、贈呈内容を拡充する。併せて、中間配当は1株当たり7円50銭とし、前期および前回予想と同額を維持した。
優待制度の拡充では、既存区分の内容を据え置きつつ、新設区分ではお米20~30キログラムと東北・北海道の特産品を組み合わせた最大2万5000円相当の贈呈品を設定した。基準日は2025年9月30日とし、該当株主には11月中旬ごろの発送を予定している。3月31日基準分の発送は6月中旬を見込む。同社はこれにより、株主層の拡大と地域振興の双方を図るとしている。
■年間配当15円を据え置き、持続的還元を重視
一方、中間配当については、利益還元の充実を経営上の重要課題と位置づけたうえで、業績や財務状況、将来展開を総合的に勘案し、安定配当方針を維持する。今回の中間配当金額は総額3711万1000円、効力発生日は12月5日。期末配当予想は7円50銭、年間配当15円を据え置いた。継続的な株主還元と安定経営方針の堅持を改めて示した内容となっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)






















